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卒FITしたら売電から自家消費へ|太陽光+蓄電池で10年後の電気代を最小化する戦略(豊橋・豊川・浜松の太陽光・蓄電池販売店ソライズ)
「もうすぐ我が家の太陽光が卒FITを迎える。今後どうすればいいのか?」──愛知・岐阜・静岡・三重の戸建てオーナー様から、ここ数年で最も増えているご相談です。2009年に住宅用太陽光のFIT制度が始まり、10年間の固定買取期間を終えた「卒FIT世代」が毎年大量に発生しています。
本記事では、卒FIT後に直面する売電単価の大幅下落をどう受け止めるべきか、蓄電池の後付けで「自家消費モデル」へシフトする際の損益分岐点、新電力との契約継続や買取プラン乗り換えなど、卒FIT世代の選択肢を整理します。
対象読者は、豊橋市・豊川市・浜松市をはじめ東海エリアにお住まいで、太陽光発電をすでに10年程度運用し、卒FITを目前に控えた戸建てオーナー様です。
※ここでお伝えする価格は一般的な水準であり、導入されるパネル枚数・蓄電池容量・工事内容により変化します。正確な金額は屋根・電気設備の現地調査後のお見積りでお伝えします。
卒FITとは|10年間の固定買取が終了するタイミング
卒FIT(卒業FIT)とは、住宅用太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)における10年間の買取期間が満了することを指します。2009年スタート世代は2019年に、2014年スタート世代は2024年に、と毎年順次卒FITを迎えるご家庭が増えています。
- 2009年スタート世代:FIT単価48円/kWhで10年間売電。2019年に卒FIT。
- 2012年スタート世代:42円/kWh前後で10年間売電。2022年に卒FIT。
- 2014年スタート世代:37円/kWh前後で10年間売電。2024年に卒FIT。
FIT終了後の余剰電力買取単価は、新電力との個別契約で決まる「市場価格水準」となります。中部電力ミライズでは概ね7〜8円/kWh前後、新電力でも8〜12円/kWh程度が中心で、FIT期間中の単価に比べて大幅に下落します。
売電単価の下落幅|48円から8円台への激変
FIT単価と卒FIT後の単価を比較すると、その差の大きさが一目でわかります。標準的な4kW太陽光(年間発電量約4,400kWh、うち余剰3,000kWh前後)の場合の試算を整理しました。
| 項目 | FIT期間中(10年間) | 卒FIT後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 売電単価 | 48円/kWh(2009年世代) | 8円/kWh前後 | △40円/kWh |
| 年間売電収入(余剰3,000kWh想定) | 144,000円 | 24,000円 | △120,000円 |
| 10年間累計 | 1,440,000円 | 240,000円 | △1,200,000円 |
同じ発電量でも、収入が約6分の1にまで圧縮される計算です。これが卒FIT世代が「売電依存ビジネスから抜け出すべき」と言われる構造的理由です。

💬 現場の本音|「売電を続けるべきか」迷ったときの判断軸
卒FIT後も「とりあえず売電を続ける」選択は悪くありません。ただ、買電単価(30〜40円/kWh)と売電単価(8円/kWh前後)の3〜5倍の差を考えれば、「売る」よりも「自分で使って買電を減らす」方が確実に得です。蓄電池の追加で日中の余剰を貯めて夜間に使う方が、家計インパクトは桁違いに大きい、というのが現場感覚です。
買電単価との逆転|自家消費が「割高な電気を買わない」効果
2026年現在、中部電力ミライズの一般家庭向け電力量単価は1段料金で約21円/kWh、2段料金で約26円/kWh、3段料金では30円/kWh超に達します。さらに燃料費調整額・再エネ賦課金を加えると、実質的な買電単価は35〜40円/kWh水準です。
- 売電:8円/kWh前後(卒FIT後)
- 自家消費:実質35〜40円/kWh相当(買わずに済む金額がそのまま得)
同じ1kWhの電気でも、売れば8円、自分で使えば35〜40円分の節約。差額は約4〜5倍。卒FIT世代にとって、太陽光の付加価値は「売る」から「使う」へとシフトしているのです。
蓄電池追加の損益分岐|後付けで何年で回収できるか
卒FIT後の家庭に蓄電池を追加した場合の収支イメージを整理します。標準的な5〜7kWh蓄電池の後付け費用は100万円から(商品代+工事代)。年間の自家消費増加額が10〜15万円ほどとして、単純回収年数は10〜15年程度となります。
| 項目 | 蓄電池なし(売電継続) | 蓄電池追加(自家消費シフト) |
|---|---|---|
| 売電収入(年間) | 約24,000円 | 約8,000円 |
| 買電削減額(年間) | - | 約100,000〜140,000円 |
| 年間の家計メリット | 約24,000円 | 約108,000〜148,000円 |
「売電を続ける」だけだと家計メリットは年2万円台。蓄電池追加で自家消費にシフトすれば、家計メリットは年10万円超となり、4〜6倍の差がつきます。蓄電池の寿命15年想定で、後付け費用は概ね回収可能な水準といえます。
卒FIT世代の3つの選択肢|現実的な判断軸
選択肢①:そのまま売電継続(追加投資なし)
初期投資ゼロで現状維持できますが、年間の家計メリットは限定的。屋根に乗っている設備を「とりあえず置いておく」状態に近く、太陽光の価値を最大化できていないとも言えます。
選択肢②:蓄電池を後付けして自家消費シフト
初期投資100万円からかかりますが、年間10〜15万円程度の家計メリットを長期で享受できます。卒FIT後10年以上太陽光を継続使用する想定なら、最も合理的な選択肢です。
選択肢③:V2Hを追加して3点組み合わせ化
EV購入予定がある場合は、太陽光・家庭蓄電池・V2Hの3点フル連携システムまで踏み込むと、自家消費率を90%以上まで引き上げられます。投資額は大きくなりますが、ガソリン代の電気代化と災害対策を同時に実現できる選択肢です。
⚠ 卒FIT後の判断で失敗しがちな3パターン
- 「新電力の高値買取に飛びつく」:キャンペーン期間後に単価が下がる、解約条件が複雑など、注意事項を確認せず契約してしまう事例。
- 「蓄電池を最大容量で導入」:使い切れない容量を買うと回収年数が延びます。日中の余剰量に応じた適正容量設計が重要。
- 「既設パワコンとの相性を考慮しない」:卒FIT世代の太陽光パワコンは10年経過で更新時期。蓄電池導入と合わせてハイブリッドパワコンへの載せ替えを検討するのが現場の定石です。
蓄電池後付けの費用感|100万円からのフロアプライス
卒FIT世帯への蓄電池後付けは、商品代と工事代を合わせて100万円からが一般的な目安です。商品代は蓄電池本体・ハイブリッドパワコン、工事代は分電盤改修・電気工事・申請手数料を含みます。なお、太陽光単体の新規導入は100万円から、太陽光+蓄電池のセット導入なら250万円からがフロアプライスとなります。ソライズで主に取り扱うのはシャープ・長州産業・ハンファ・ニチコンの4メーカーです。

よくあるご質問
Q1. 卒FIT後も売電は続けられますか?
はい、続けられます。中部電力ミライズの卒FIT向け買取プランや、各新電力の余剰電力買取プランから選択可能です。ただし単価はFIT期間中の数分の1まで下落するため、売電継続だけで家計メリットを大きく取るのは難しいのが実情です。
Q2. 既設の太陽光パワコンはそのまま使えますか?
パワコンの寿命は一般的に10〜15年です。卒FITを迎えるタイミングは、ちょうどパワコン更新時期と重なるケースが多く、蓄電池追加と合わせてハイブリッドパワコンへ載せ替えるのが、工事費を二重に発生させない合理的な選択になります。
Q3. 蓄電池後付けの費用はどのくらいですか?
5〜7kWh程度の蓄電池後付けは、商品代と工事代を合わせて100万円からが目安です。既設パワコンの状態、分電盤位置、蓄電池の設置場所により振れ幅があり、正確な金額は現地調査後のお見積りでお示しします。補助金活用も、愛知・岐阜・静岡・三重の自治体制度に合わせてご提案します。
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